転職チャンスの「売り手市場」
慢性的な看護師不足が叫ばれていますが、看護師の市場はどうなっているのでしょうか。
看護師養成機関の数と定員数から、単純計算では年間約15,000人の看護師が誕生していることになります。日本看護師協会統計資料によると、2006年現在、病院などの施設数は1995年に比較すると約7%減少しています。
施設数が減少するということは、全体では病院などに働く看護師数が余ることになりますが、100床以上の施設での看護師数は約18%(同年)増加していました。つまり、中小零細の病院などでは廃業なども含めて看護師数が減少し、100床以上の大手病院では増加したということになります。
この背景には、診療報酬補助金など病院経営の根幹に関わる「医療法などの改正」があります。改正では、患者7人に対して看護師を1人配置することが義務づけられていますが、単純計算でも人件費が増加することになります。大手の病院では、患者数と看護師数を無駄なく配置することが可能ですが、中小零細では、その「やりくり」への対応が厳しくなるのも当然です。
その結果、中小零細病院に所属していた看護師が大病院へと移動し、病院などの施設全体では看護師不足に拍車がかかる現象を引き起こしているようです。しかし、実際の看護師不足の原因には、さまざまな要素が複雑に絡み合っているため、単に「医療制度の改正」に起因するともいえないようです。
医療現場で働く看護師には、かつて「汚い・きつい・危険」な職業の代表として、嬉しくない「3K」という代名詞が冠せられていました。つまり「白衣の天使」という名の下に看護師の犠牲的精神におもねった体系のようでした。
現在、看護師は一つの技術職として、スキルアップの転職は当たり前で、転職するごとにスキルをアップさせ、それに伴い収入もアップしていく体系が整えられています。看護師市場は「売り手市場」です。まだまだ地方の病院などでは、「終身雇用」のイメージが払拭されていませんが、誇りを持って自分の技術を最高値で売ってください。
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